・冷たく乾燥した空気と汚れをそのまま肺に送り込むことになり、病気に感染しやすくなる。
・息が浅く回数が増えてしまい、酸素の取り込みが減る。
・口呼吸が長期間続くと、顔面と体のゆがみ、歯と口元の変形、ドライマウスやドライノーズ、イビキや歯ぎしり、歯周病の悪化など様々な弊害をもたらす。
舌の正しい位置は口を閉じているとき、舌が上あごにぴったりとついている状態です。舌先が歯の裏や歯茎についている場合は、舌力が弱い証拠。舌の重さは大人で150g~200gもあります。舌の力が衰えると、その重さがあごにかかり口が自然に開いて口呼吸になってしまうのです。
また、長いマスク生活のせいで口元がゆるみがちなことも口呼吸につながっています。
そこで、お勧めするのが「あいうべ体操」です。
口呼吸を鼻呼吸に改善するための、舌と口の周りの筋肉を鍛える簡単な体操です。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす(声は出しても出さなくてもOK)
①~④を1セットとして10回(わずか1分!)、1日30回を目安に毎日続けると、舌力がつき自然と口が閉じられるようになって鼻呼吸ができるようになります。
(あいうべ体操をしっかり継続すれば、アレルギー性疾患等の症状改善や病気予防につながります)
あいうべ体操 考案者
今井一彰(いまいかずあき)先生
みらいクリニック院長、日本東洋医学会認定漢方専門医・日本病巣疾患研究会副理事長・日本加圧医療学会理事。あいうべ体操を広める息育指導士を養成する講座を主催。
最近では、積極的にコロナ後遺症治療を行って成果を上げている。
著書は「免疫を高めて病気を治す 口の体操『あいうべ』」(マキノ出版)ほか多数。「世界一簡単な驚きの健康法マウステーピング」(歯科医の中島潤子先生との共著/幻冬舎)で、口呼吸を鼻呼吸に変える方法と効果を紹介している。詳しくは→https://mirai-iryou.com/